【完全解説】検索回数ってどうやって計算してるの?
①まずこれを知って下さい
当サイトの数字の出どころ(解析元)は、Googleが一般公開している「Googleトレンド」というものです。
Googleトレンドとは、「どんなワードが今よく検索されているか?」をグラフで確認できる、世界中の誰でも無料で使える便利なツールです。


※スマホ太郎の人気度グラフ

ただし、Googleトレンドには扱いにくい部分(仕様)があります。
その問題点こそが、このページで解説したいことの核心です。
②Googleトレンドの注意点「100」という数字の罠
試しにGoogleトレンドで「原神」と検索すると、こんな感じでグラフが表示されます。

この場合、過去5年間のうちYouTube上で最も検索された時期が「100」になります。
※ちなみにこの時期は丁度「フリーナ」が実装されたタイミングでした。肌感覚と合っている方が多いのではないでしょうか?
同様に「ステラソラ」を検索すると、やはり1番盛り上がった時期が「100」になります。

※ちなみにこの時期はサービス開始時点です。
最初はブランド力の強さで人口が多かったものの、その後クオリティの関係で急落してしまったこともあり、こちらも肌感覚と合っている方が多いのではないでしょうか?
さて、ここで問題です。
- 「原神の100」
- 「ステラソラの100」
この2つは、同じ意味でしょうか?


というのもGoogleトレンドは「実際の検索回数」を教えてくれるツールではありません。
調べた期間の中で1番検索された日を100として、残りを相対的に表示するだけのツールです。
要するに...
- 月に1000万回検索されているゲーム
- 月に1万回しか検索されていないゲーム
この両者で一番多かった日には等しく「100」が表示されてしまいます。


③解決策A:「同時に比べる」という方法
そこでGoogleトレンドには、複数のワードを同時に比べる「比較機能」というものがあります。












④でも別の問題が発生...
しかし、現在遊ばれているものだけでも、数百~数千のスマホゲームがあります。
これら全てを毎回比較し合うのは不可能に近いです。
更に言うと、前述した通り
調査期間によって「100」を取るタイミングが変わってしまいます。


⑤当サイトの解決策:「共通の物差し(マスターキー)」作戦
そこで当サイトでは、どのゲームを調べる時も必ず「スマホゲーム」というワード(マスターキー)を一緒に検索するというルールを設けています。






まあ今回は最初から左の平均値のみで比較しているので、どうしても丸め誤差が大きくなってしまいますが...
裏側のプログラミングでは「各日ごとに」データを集計しています。(実際にはもっと誤差は少ないです。)
とりあえず、この章で私が最も伝えたいことは
作品同士を直接比較しなくても、各ゲーム同士の検索比率を求める方法は存在している。
ということです。
⑥湧き上がる疑問:「物差し自体が伸び縮みしないの?」
ここまで読んで、鋭い方は一つの疑問に気づいたかもしれません。




まさにその通りです。
例えば、コロナ禍で巣ごもり需要があった2020年はスマホゲームという言葉がよく検索されていましたが、ここ最近はやや落ち着いています。


しかし、当サイトは
「物差し(スマホゲーム)の伸び縮み」すらも完全に計算に入れて補正しています。
具体的には、2020年1月1日~今日までの、「スマホゲーム」単体の「各日」の推移データを裏側で保持しています。



※「スマホゲーム」の「各日」の検索割合データを視覚化したもの
この「各日」のデータを元に
2025年を絶対基準にする 「2025年の『スマホゲーム』の平均検索量を、強制的に『ぴったり100』にする。」
というルールを定めています。(※これを正規化と呼びます)
つまり
「全てのスマホゲーム(マスターキー)を2025年の基準に合わせよう。」
といったことを内部的に行っています。
※1.例えば、もし2020年の「スマホゲーム」が、2025年の「2倍」検索されていたなら、2020年の物差しは「200」という数字に固定されます。
※2.分かりやすくするために年単位で語っていますが、厳密には「各日」に対して上記の処理を行っています。
この話を踏まえて、個別のゲームの検索数を計算します。

- 【2025年のゲームA】
→調査結果:「スマホゲーム」の2倍検索されていた。
→ 2倍×100(2025年の物差し)= 200 pt
- 【2020年のゲームB】
→調査結果:「スマホゲーム」と同じ(1倍)しか検索されていなかった。
→1倍×200(2020年の物差し)= 200 pt
表面上は、ゲームBはゲームAの「半分の比率(1/2倍)」しかありません。
しかし、そもそも当時の物差し(マスターキー)自体が「2倍」の価値を持っていた(2020年は不利だった)ため
最終的なポイントはどちらも同じ「200pt」になります。



これにより、2020年も、2025年も、全く同じ検索実数を意味するようになるのです。





⑦「5年分の日次データ」をGoogleトレンドから取り出す裏技
実はGoogleトレンドには、もうひとつ困った仕様があります。
データの期間を長くすると、日単位の細かいデータが取れなくなってしまうのです。
・240日以内 → 毎日の数値が取れる(日次データ)
・6ヶ月〜5年 → 毎週の数値しか取れない(週次データ)
・5年超え → 毎月の数値しか取れない(月次データ)
では、当サイトは裏側で「5年以上の日次データの詳細グラフ」をどうやって作っているのでしょうか?
答えは「スケール合わせ(期間重複による修正)」といった概念を用いています。
※例えば2023年1月1日~2024年2月1日のデータが欲しい場合、本来であれば週次データしか得られませんが...


あえて2023年6月1日~2023年8月1日という
重複期間(のりしろ)を設けた上で2つの日次データを入手して
高さを揃える&合成することで1本の長い日次データが得られます。





こういった泥臭い作業を事前に処理しておくことで
「日次データ(詳細なデータ)」で比較し合うことが可能になっています。
⑧「ノイズ」と「信頼性の低いデータ」を除外する仕組み
さらに当サイトのシステムは、受け取ったデータをそのまま使うのではなく
データの信頼性を数値化(スコア化)して、信頼性の高いデータを優先的に使う仕組みを持っています。
例えば...
- 日次データの方が、週次データより7倍の信頼度がある(週次は1週間分を1点で代表しているため)
- Google Trendsが「10以上」と出している数値は信頼できる
→1~10は丸め誤差が少し気になるので信頼度スコアを段階的に下げる
→「1未満(<1)」というデータは丸め誤差が大きくて不安定なので、信頼度を著しく下げる
→0は信頼度が低すぎる&エラーの元なので除外する
こうした「信頼度スコア」を「各日のデータ」に付与した上で
複数のデータが重なる部分(のりしろ)では、信頼度の高いデータの影響力を大きくするため「加重平均」を行っています。
これにより、複数のデータを繋ぎ合わせた際に生じる「グラフの不自然な段差やジャンプ」が完全に除去された、滑らかで正確な推移グラフが完成します。







⑨まとめ:当サイトの「推計検索数」の仕組み
当サイトが表示する「推計検索数」は、以下の全処理を経て初めて世に出ています。
- 共通の物差し作戦 → 全ゲームを「スマホゲームの何倍か」という比率に変換する。
- 2025年基準の正規化 → 物差し(マスターキー)自体の伸び縮みを補正する。
- 比率×物差しの掛け算 → どんな年の、どんなゲームであっても公平に比較できる「絶対値ポイント(pt)」を算出する。
- 細切れデータの数学的合成 → 長期間の日次データを合成して取得、信頼度スコアによる加重平均でノイズを極力除去する。
そして最後に、上4つの段階を経て得られたpt(絶対値ポイント)に
外部の有料キーワード分析ツールから入手した「変換定数(K)」を掛けることで
あなたが見ている「○○,○○○,○○○回」というリアルな検索推計数が完成しています。







